連続通勤記録が途切れた。1日休めるってことで、昨日はコレコレのつべらを聴きながら、超絶久々に本を読んだ。
上司の人と話をしててふとこの本の話になって、現代の思想とか価値観を反映している…とか確かそういう類の話をしてくれたと思う。そういや俺の推しも読んでいたな… *1と朧げな記憶の検索に引っかかったのもあって「読んでみたいな」と思って早速買ったのだった。
読み終わった後は他の人はどんなふうな感想を持ったんだろうと気になっていくつかはてなブログも検索してみた。
この本を読みながら聞いていたコレコレの放送では風俗嬢の方が閑散期や、年齢だったりで稼げない…みたいな相談をしていて(だから立ちんぼがあんなに増えるのか)、俺の人生とは完全にねじれの位置の人生の話で全くリアルに感じられなかったのとは対照的に、この本の主人公であるあかりちゃんの話はちょっとは理解できた。
推しを「解釈」するだとか
「一定の隔たりのある場所で誰かの存在を感じ続けることが安らぎを与えてくれる」や
「推しを推すとき、すべてをかけてのめり込むとき、一方的ではあるけれどいつになく満ち足りている」
とか、ここら辺の文章はわかる気がした。そして、アイドルのこと、アイドルを推すこと、アイドルを推している自分のことを「背骨」と表現していたのも印象的だった。なんとなく生きづらい世の中を、出口の見えない中でただ刹那的な救いを求めて生きて何が悪い、と思う一方で、俺はそっち側にはいけないし、行ってはいけないんだろうなとも思った。理想の外見で、自分と似たところを持っているけれど、圧倒的に自分にはない魅力を持った人に憧れて見返りも何も求めず第三者から馬鹿らしいほどに一方的に時間とお金と捧げて生きた道の先には何が待っているのかが透けて見えた気がした。決してそこを誤魔化さずリアルに描いてもいたと思う。
俺は救いを求めて推しのブログを開き「今日も推しはカワイイ」と言って寝た()